秋深く、キャンパスの木々の紅葉が美しい一日、早稲田大学正門を入って左側にある「會津八一記念博物館」を訪ねた。これまでも稲門祭の折などにさらっと中を見て歩いたことがあったが、今回はしっかり見て回った。

 平日で大学内の道や各学部の入った建物には学生たちであふれていたが、ここ記念館は本当に静かである。受付でパンフレットをいただき、1階のホールへ進む。その左側には、いつもなら會津八一先生が収集した品が並ぶ展示室があるのだが、この日は特別展示として「小杉一雄とその師父、會津八一と小杉放菴」が開かれていた。

 小杉放菴は明治時代の洋画家で、奇しくも、八一と同じ1881年の生まれで交流があり、その息子の小杉一雄は早稲田において八一の門をたたき、終生、師と仰いだ間柄である。

 博物館の方にお聞きすると、八一先生の作品や先生が収集した品は膨大で、書庫、倉庫に保存されていて一度に見ることはできないが、何回も訪ねることで全体がつかめるのではないかとのことで、これからも折に触れて、記念博物館を訪ねてみようと思った。皆さんも、初めての方も、依然行ったことがある方も、是非、行かれてみてはいかがでしょうか。(すた)

會津八一記念博物館_0958